FUJIFILM X100Fについて

そろそろ来るだろう、来るだろうと思っていましたが、やっぱり来ましたね、X100シリーズの4代目、X100F。X100Tを愛用している身としては非常に気になる存在です。予想はしていましたが、結構お高いですね。15万円といえばDSLRが買えますよね。NikonのD610のボディの実売価格より高い。つまりフルサイズよりお高いAPS-Cのコンパクトですよ。…まぁX100Tもお高かったですけどね。

前面のコマンドダイヤル

何に使うんでしょうね?全面のコマンドダイヤル。一般的には絞り値をコントロールするのでしょうが、X100シリーズは絞りリングがあるのが特徴で。絞りリングも1/3ステップで調整が可能なのでコマンドダイヤルで絞りをいじれる意味がないというか。そもそも絞りリングで設定された値がコマンドダイヤルで変わってしまうのも問題でしょう。現時点でわかっている用途としては、露出補正リングがCの位置にあれば前面コマンドダイヤルで補正が可能らしいのですが。個人的にはX100シリーズはマニュアル露出が基本かと思っておりますので、あまり活躍の機会はないのかもしれませんね。シャッターor絞り優先オートを多用するのであれば、便利なのかもしれませんが、僕はいりません。

背面のフォーカスエリア選択スティック

これは少しうらやましい。フォーカスエリア選択専用のスティックがあるのはとても良いだろうなぁ。ちょっとフォーカスエリアを調整したいときって結構多く、この位置は抜群に使いやすいでしょうねぇ。これは素直にうらやましい。

AEL/AFLの位置

X100TのDRIVEボタンの位置にAEL/AFLがありますね。多分これはよろしくない。僕はX100Tではこのボタンを親指AFに割り当てていて、サムレストとあわせて使っています。サムレストに親指を引っ掛けると、第一関節あたりにAEL/AFLボタンが丁度あって押しやすいのですよ。X100Fの位置だと、サムレストを装着すると親指AFが使いにくくなるでしょうね。もっともサムレストをつけなければ良いのですが…。僕がX100Tにサムレストをつける理由はホールド感の向上以外に、背面コマンドダイヤルとDRIVEボタンの誤操作を防ぐ意味合いもあります。うっかりコマンドダイヤルを触ると、シャッタースピードが1/3ステップで変わってしまったり、ピント位置が拡大されてしまったりするので、ちょっと押しにくいくらいが丁度いいと思っています。

その他背面のUI

AEL/AFLボタンの位置は嫌ですが、その他背面のUIは整理されたのではないでしょうか。VIEW MODEとかそんなに変えないし。右手だけで主要な操作が完結するようになっているのは好印象です。

ネオパン ACROSのシミュレーション

これはちょっと良いなぁ。よく使っていたフィルムでもありますので感慨深い。最近モノクロ現像の値段が上がって、気軽に使えなくなってしまったのですよね。X100TのFirmwareアップデートなんかで追加されないかなぁ。

2,430万画素

僕は画素数信者ではないので、どっちでも良いかなぁ。1,000万画素程度あれば僕はいいと思っています。D200とかE420とか、現在でも普通に使ってますが全く不満はありません。

ファインダー倍率

X-Pro2のようにファインダー倍率が変えられるようです。まぁでもレンズ固定式なら変える必要ないのかと。望遠レンズをつけた際なんかは、倍率変えたほうがいいのでしょうが。35mm相当の単焦点なら余計なことしなくて良いのではないかと思っています。

結論

僕はX100Fは見送りかなぁ。次の機種として、X100Fiとか出てきたら(Fourの次だからFiveかなと?)考えようと思います。それより僕はX-Pro2なんですよね。X100Tの一番の不満はシャッター。レンズシャッターって撮ってる感ないんですよね。フォーカルプレーンシャッターの適度な音と振動が撮影のリズムになると申しましょうか。撮ってる感がでて気分が乗るというか。ハイブリットファインダーとフォーカルプレーンシャッターが組み合わさったX-Pro2が欲しいなぁ。

転職に成功して年収が上がったら、X-Pro2でも買っちゃおうかなぁ。僕は50mm相当の画角がすきなので、FUJINON XF35mmF1.4 RかXF35mmF2 R WRあたりと組み合わせて使いたいなぁ。悩ましい…。