景気悪い話ばかりですが、皆さん幸せですか?

通信会社が電気を売って、印刷会社が不動産事業を初めて、医者がハゲは病気だから病院で治療した方がいいとか言いだす。

どこもかしこも本業以外の事に手を出しすぎる。まぁどこもかしこも本業だけでは食っていけなくなっている現状が異常なのだ。だから他業種にチョッカイを出すけど、チョッカイを出された業種も厳しい状況なので余所者が入ってくると余計に市場が荒れて、また他の業種にチョッカイを出さざるを得ない状態になる。

根本的に何かが間違っている。潤っているところがない。大企業が潤沢に潤っているかというとそうでもなくて、依然厳しい状態のようだ。中小企業も厳しい。働いている人も厳しい。行政と繋がっているところと医療業界は苦しいフリだけしていて、実はそうでもなさそうな感じもするが、ひょんなことでひっくり返りそうな危うさは感じる。

一体、誰が幸せなのか?
そもそも、幸せとはなんだ?
お金を持っていることか?
高級なモノを沢山もっていることか?

幸せの定義は人それぞれ違うので、確固たる定義付けは難しいが、生きる希望をなくして自らの手で現世からおさらばしなくてはならない人が何百万人もいる世の中は、幸せに満ちているとは言い難い。それは間違いない。

一回、『経済』というものと、『幸せ』とか『豊かさ』をきりはなして考えた方がいいと思う。経済が潤っているからといって人の心が潤っているとは限らない。っていうか経済も潤っていないじゃないか。日銀が発行した一万円札は何処へ消えてしまっているのだろうか。

一人ひとりが『お金以外の価値観』と『他人を尊ぶ気持ち』を大切にすることが出来れば、世の中はもっと生きやすくなるのではないか。

『一日一善』を旨にとして生きていこう。