わからないならデジタルマーケティングには近づかないほうがいい

デジタルマーケティングってなんだろうね?結構な規模の企業が翻弄されている。デジタルと聞くと、何だかよくわからないけどとても先進的で、手っ取り早く大きな数字を引っ張ってきてくれそうな印象がある。それはある意味事実だと思う。デジタル世界は超高速コピーマシンの世界だ。コピーマシンというより増幅器に近い。『条件』さえ合致すれば今まで考えられなかったようなとんでもない成果をあげることが出来る。でも『条件』ってのがシビアでキチンと厳密に定義しないとデジタル世界は融通が効かない。ゴールが目の前にあっても、直前で停止して動かなくなって、結局スタート地点に戻ってしまうなんて結構よくある。

デジテルを上手に使って大きな成果をあげるには、利用する側と提供する側がデジタルツールの特性を正しく理解して、利用する側の目的が具体的になっている必要がある。

でも、大抵の場合、その条件は満たされていない。デジタルマーケティングという『何となく凄そう』とか、『他者がやっているから』とか『時代の流れだから』というもやっとした印象だけで大枚叩いて導入しちゃう。お金を払って実装するだけでパパパっと大きな成果を上げてくれるんじゃないか?そんなイメージで損している企業が多い気がする。

まぁ儲かっている企業はいい。予算消化や税金対策の口実には丁度いい話しだから。儲かっていない企業が起死回生の一撃として、魔法のツールのように縋るとデジタルマーケテイングは大体失敗する。

デジタルマーケティング、よくわからないなら利用しないほうがいいですよ。マーケティングオートメーションなんて、代理店も実はよくわかってなかったりします。やりたいことが明確で具体的なら挑戦する価値はありますが、そうでないなら近づかない方がいい。

あ、予算消化や税金対策の口実が欲しいなら、それに利用するのもいいと思います。