社名変更

勤務先を変えてから早いもので3ヶ月が経過しました。試用期間も終わりでしょう。オマエ、クビね、とは言われないと思いますが。まぁ上手にやっていこうかと思っています。

想定外な事はひとつあって、やはり社名変更ですよ。旧社名は和を感じられて少し古風で、とても良い社名だと思っていました。新社名はマーケティングだとかソリューションだとか、小難しい横文字が出てきて、聞いただけでは何をしている会社なのかわからないのですよ。社名変更の長い説明を聞きましたが、やっぱりよくわからない。一言で説明出来ないことは、お客にも理解してもらうのが難しいのだと思います。

何やらReturn on Investmentを最大化します、がスローガンみたいです。販売活動を効率化するソリューションを提供するって事で。つまり投資した資本に対して得られた利益を最大化するって事で。さらにわかりやすい言葉に置き換えると、効率良い金儲けのお手伝いしまっせって事です。なんとも品のない話じゃないですか。

社長の言葉は、モノだけ作ってる企業はいずれ衰退するからモノからコトへスイッチしていかにゃならん、ってワケです。コンサルタント的な要因をかましていきましょうって方針です。日本人のものづくりのプライドだけじゃダメだと。まぁごもっともなお話ではありますが。

しかし金儲け原理主義は浅ましく、お世辞にも誉れ高き行為ではないと思うのですよ。それって時代遅れの古い日本人の美徳感ですかね?

経済が支配する今の世の中は、金儲け原理主義が正義の代名詞として大手を振って歩いています。政府も企業も化かし合いのマネーゲームに必死で、モラルもなにもあったもんじゃない。

今の世の中の『マーケティング』って押し売りに近い意味がある気がします。企業の都合の良いように消費者を洗脳、コントロールして、沢山の財布の紐を緩めてしまう。そのためなら皆さまの財産を傾けたり、健康を害しても構わない。浅ましいじゃないですか。好ましい商売のカタチって、双方の利害がキチンと一致していないとダメなんだと思うのですよ。マーケティングって言葉からは双方の利害の一致は、大分プライオリティの低い位置にある印象を感じます。

今回の社名変更で、金儲け原理主義の香りがする、社名を聞いただけでは何をしているのかわからない会社になってしまったようで、残念でなりません。まぁそんなことを書いているのがバレると叱られそうですが。こんなトコロはチェックしていないでしょう。(多分)