僕はCONVERSEのALL STARを愛用しています。毎回履き潰して新しいのを買うのですが、古くなったALL STARは味わい深く、捨てるのが勿体無いのですよ。逆に新品は違和感があって、なんだか気遅れするのですよ。しばらく履いていると適度にヤレてきて馴染むのですが、良い塩梅になる頃合いには、靴底に穴が空いてしまったり中の布が破れたり、まぁつまりサヨナラの時期になってしまうワケです。
良い塩梅のヤレ具合を保持したまま、靴としての基本性能を保持する事は出来ないのか?
そうだ!直せば良いじゃないか!
修理キットを買って来て自分でやるのも楽しいですが、仕上がりの良さと耐久性を求めると、プロの修理屋さんにお願いした方が間違いありません。そして、ネットで受け付けているショップより、地元に店舗を構えている職人さんに依頼したいです。何処の誰ともわからない方より、実際にお会いしてお話しができれば、どんな方なのかわかります。修理の方向性もわかりますし、また次の修理をお願いする際にもスムーズに進むでしょう。何より地元で頑張ってる職人さんは近くに住んでいる僕らが支えて行かねばなりません。技術を持っている方は言わば人類の宝ですから!
僕は練馬区の大泉学園に住んでしますが、調べると駅前に「宝工房」という靴の修理をしているお店がありました。ウェブサイトもありました。手作り感と素のクラシカル感が溢れていて素敵なサイトです。本来ウェブサイトなんてこのくらいシンプルで良いのですよ。何が出来て何処にあるかだけわかれば用は足ります。靴の修理というアナログでリアル世界の職人さんも、畑違いのデジタル世界にも自分のチカラで乗り出して来ている。新しい技術を恐れて敬遠するのではなく、積極的に取り入れている姿勢が感じられて好印象です。職人はこうでなくちゃなりません。見習いたいですね。微力ではありますが援護射撃。リンク貼っときます。
実際にお店に行って、職人さんにお会いしてきました。いかにも!な感じの気さくなおじさんが1人で営んでおられるようです。雑談を交えながら修理の方向性や使用素材、費用などのお話しをしました。実際に手を動かす方は話がしっかり通じます。紡ぎ出される言葉のひとつひとつにきちんと重みがあり、店内に並ぶ使い込まれた工具、作業で分厚くなった指先の皮などと相まって、仕事を任せられる安心感を感じました。
さて、仕上がりが楽しみです。