ИНДУСТАРのレンズとミラーレス

Lマウントレンズだけのつもりが…

確か、Lマウントのレンズが欲しかっただけのはず。と、いうのもBessa Lのボディを使ってみたかったのだけど手元にLマウントのレンズがない。じゃ探すかということになって、Lマウントのレンズはないかな…と探しているとИНДУСТАР(INDUSTAR)の沈胴式レンズが格安で売っていた。マイクロフォーサーズのマウントアダプターとPanasonic GF-2がオマケでついてくるという内容。エイっと衝動買いしました。レンズは50mmなのでマイクロフォーサーズでは100mm相当、あまり馴染みのない画角だけどボディはオマケなので使わないだろうなぁ…と思っていたらコレが結構おもしろい。Bessa Lは少しおあずけにしてしばらくこのまま楽しんでみることにしました。

液晶ファインダーフード必須

背面液晶の品質が低いのでそのままではピントの確認が困難でしたが、汎用の液晶ファインダーフードをゴムで固定したところカッチリ解決。フードのプラスチックのマウントが内蔵ストロボのポップアップボタンに少しだけ干渉するのでマウント部を少しだけヤスリで削りました。あとは汎用のボトムグリップを三脚穴に取り付けました。ホントはコシナ製のVoigtlanderブランドが欲しかったけど、ケンコー製がやすかったのでそちらをチョイス。

GF2が一気にフルマニュアルカメラに!

基本はマイクロフォーサーズなのですがレンズが変わるだけで印象も操作感も一変します。フォーカスも露出もオート機能は全て沈黙します。例外としてホワイトバランスだけはオートで動くか。とにかくフルマニュアルカメラになってしまいます。絞り込み測光で露出計…というか露出の指針だけ動くのでそんなに困りません。絞りはレンズ側で設定、シャッター速度はコマンドダイヤルで設定。ホワイトバランスはお好みで。ISO感度は100から。僕の撮影スタイルでは400あたりまで使えれば十分です。

クラシック感満載です

使ってみて思ったのは、デジカメ感が一気に消失して不思議とフィルムカメラで撮っているような感覚に陷ります。ミラーレスのシャッターは『コトッ』といった感じのレンスショックのないもので、ボディの小ささと相まってレンジファインダーのようです。シャッターが切れたあとはチャージのためにモーターが動きますが、それが少しだけ煩わしい。R-D1のように手動チャージだったら良いのに…などと思ってみたり。いや、そもそもの用途というかスタイルが違いますが。

今気がついたのですが、考えてみればGF-2は我が家のミラーレスデジカメ一号機ですよ!少しだけ興味がでてきました。余裕ができたらNikon 1かX-Pro2でも買ってみたいな。


作例:いちごを頬張る愛娘