Windows XPのサポートが終了しまして大分経ちましたが、皆さまの環境はお変わりありましたでしょうか？そして世間ではWindows XPは悪者のように扱われております。他に迷惑をかけるからすぐに使用をやめなさい！なんてまるで鼻つまみ者です。でも果たしてそうなんでしょうかね？
僕が思うに、クルマと同じなんだと思うのですよ。最新の安全装備を装着したクルマと、安全装備なんて何もない50年前のクルマ。最新のクルマにはエアバッグ、ABS、自動ブレーキ、衝撃吸収ボディなど安全装備てんこ盛り。でもその最新のクルマも、メンテナンスもせず、交通ルールも守らず、無謀な運転を繰り返したら安全なのか？逆に50年前のクルマでも、きちんとメンテナンスをして、交通ルールを守って、心に余裕をもって運転していたら危険なのか？どうでしょうかね？
同じことがPCにも言えると思うのです。最新のPCでも、UG系サイトで怪しいアプリケーションをインストールしたり、ファイル交換ソフトを多用したり、怪しい添付ファイル付きのメールを開きまくったりしていたらたちまち危険な目にあうことでしょう。Windows XPであっても日々のメンテナンスを怠らず、危険な橋はわたらず、日々決まったオペレーションを淡々とこなしていれば、さほどトラブルに巻き込まれる心配は多くないと思うのですよ。
しかし、問題が1つあって、PCの世界では何が危険で何が安全か？という基準が明確ではないということ。サイトを見ていても裏側でどんな罠がしかけられているのか見た目にはほとんどわかりません。アプリケーションをインストールする際もどれが安全でどれが危険かなんてわかりませんよね。
主観では危険を察知するのは、肌感覚だと思うのです。
ダウンロードの際に紛らわしいリンクがあり目的と違うソフトを入手してしまった時、紛らわしい詐欺メールのURL、それらを『怪しい』と感じるか否かは経験に基づく肌感覚なんじゃないでしょうか。そこに自信があって自己責任で古いOSを使い続けるのは別に悪い事でも危険な事でもないと思います。
なんだか結論がもやもやしてしまいましたが、『別にWindows XPが特別危険ってワケでもないけど、特別な理由や自信がないなら念のため最新OS使っとけ！』って感じでしょうか。
えっ？僕？僕はXPを使ったほうが効率のよい作業はXPを使いますよ。どちらでも同じ場合は新しい方と使い分けていますよ。プロの仕事の条件の1つに、最小限の労力で最大の成果をあげるって事があると思うのです。効率がよくて確実性が高い手段ならばきちんと利用していきたい次第です。
