有楽町 ラーメン谷

MX ERGOの実物が見たくて、あわよくば身代金を支払って保護しようと思って、有楽町ビックカメラまで歩く事にした。逸る気持ちを抑えながら歩いていたら、銀座の中央通りで見たことのある顔。VC社でお世話になったSMさんだ!電話をしていたので会釈だけして立ち去ろうとしたら、電話しながら身体を張って止められた。少し立ち話。何やらEG社は退職されてとの事。VC社の後、IB社にお勤めになったのTMさんに誘われて今は別の会社にお勤めだとか。ちなみにTMさんもIB社はご退職されたとか。そしてSMさんとTMさんはまた同じ職場にお勤めのとの事。最近の世間はとても狭い。SMさんの奥さまにご挨拶だけして、ビックカメラへ向かって歩く。

SMさんの顔を見たら、今まで頭の中にいっぱいだった、MX ERGOは薄くなってしまった。替わりに少しずつ昔の仲間の事なんかを考えていたら、なんかレンガの建物が見える。有楽町を通り過ぎて東京駅まで歩いてしまった。

イルミネーションを見ながらグルリと大回りをして有楽町方面に足を進める。途中で高架下のラーメン屋に吸い込まれる。

ラーメン谷

名前のように谷底のようなところにある店だ。スタンダードな醤油ラーメンを食べる。最近は二郎系のようなモヤシとニンニクと背脂の地獄のようなラーメンに慣れていたので、普通の醤油ラーメンは平和で優しい味に感じられた。でもスープは刺すように熱くて、そのコントラストの差がとても心地いい。

その後、有楽町ビックカメラへ到着。目的のMX ERGOを触ってみる。質感は良いけど、やっぱり親指タイプには少し抵抗がある。偶然あったSMさんの影響と一万円超えという価格も手伝って物欲にブレーキがかかる。

その後、地下のカメラ売り場へ。単焦点キットが発売になったばかりのFUJIFILMのX-E3を触る。単焦点キットのXF 23mmというレンズ、背の高めのフジツボみたいでどうにもカッコ悪い。X-E3がどうにもチープに見える。贔屓目に見てもX100Tの方が良い。ここでも物欲にブレーキがかかる。

そのあと、NikonのD610も念のため確認する。X-E3のレンズキットと同じくらいの価格でNikonフルサイズセンサーのボディが買える。やっぱり行くならコッチだなと思うが、それは今ではない。

今日は『ラーメン谷』だけにしておこう。