ハードディスクという奴は困ったモノだ。知っての通り記憶装置だが、定期的に記憶を喪失する。つまり壊れるのだ。早いと2〜3年、長いと10年くらいは持つのか。僕の感覚的には5年くらい経過してくると少し不安になってくる。そろそろ記憶喪失の時期かな?なんて思うようになってくる。
壊れると撮りためた写真なんかが根こそぎ失われるので、壊れる前に買い換えてデータをコピーする。そんなことを数年おきに繰り返していると、壊れてもいない剥き出しのハードディスクが溢れかえる。僕の机の下にはには160GBから1TBくらいのハードディスクがゴロゴロ転がっている。使えるには使えるのだが、記憶喪失になるのが恐ろしいので、記憶装置としては使えない。記憶装置として使えないハードディスクは何に使えるのだろうか?文鎮か、漬物の重しか。どちらにせよ大量にあっても仕方ないのだが、壊れてもいないので捨てるのも勿体ない。これからも、デジタル世界と付き合い続ける限り、増殖していくのだろう。
まぁそんなワケでまたハードディスクを買ってしまった。僕は必ずSeagate製を買う。特に性能的なメリットを感じているワケでもなく、Seagate製もキチンと壊れるのだが、タイミング的に痛い思い出がたまたまない。Western DigitalとかTOSHIBA、HITACHIあたりは悪い思い出があって、何となく敬遠してしまう。まったく偶然なんだけど、偶然にも意味があるような気がして、ここ数年はSeagate製を選んでいる。
今回は4TBを買って、2TBx2のSeagate製ハードディスクを現役引退させた。まだ元気なので、データの一時退避用にでもMac Proの3.5inchベイにでも突っ込んでおこうと思う。
最近、ふと思ったのだが、ハードディスクを分解してハンドスピナーを作ってみてはどうだろうか?高性能なベアリングが入っているだろうから、ベースとしては秀逸だろう。円盤も精度が高そうだから、面白いモノができるかも知れない。しかし3.5inchだと大きすぎて片手で持てないか…。