先日、『(ご挨拶)アデニウム武蔵◯◯◯理事会の皆様へ』というメールが届いた。まったく身に覚えがない。
本文の一部は一部は後述しますが、おそらくマンションの理事会の会合が開かれ、その時に口頭で伝えられたアドレスに議事録的に送信されたものと推測されます。悪意などはとくに感じられません。送信者側にとっても未達者側にとっても、これはトラブルの種になりそうな予感がします。『誤送信してますよ』と教えてあげるのが親切というものだろなぁ、と考えまして。月曜の朝一で誤送信の連絡メールを書き出しましたが…。送信前にふとある考えが頭によぎりました。
これ、新手のメールマーケティング手法だったりして?
僕も業務でメルマガ配信に携わることもありまして、クライアントの為にさまざまな工夫をこらして作っておるのですよ。でも開封率って悲しくなるほど低かったりします。業種によっても異なりますが、指標として開封率が20%超えたら制作側は胸を張れるような感じで。結構な大手のネームバリューがあっても、開封率が10%に満たない事も多いのが現実です。
僕もプライベートのアカウントにも多数の頼んでもいないメルマガが配信されます。参考にもなるので受信トレイには入れておきますが、画像表示無効のプレビュー状態でチラッと見るくらいで、大半はスルーです。肌感覚では95%以上はスルーしています。
でもこの『(ご挨拶)アデニウム武蔵◯◯◯理事会の皆様へ』はきちんと開封したばかりか、内容までしっかり読みこんで、あまつさえ実名の署名付きで返信までしようとしている。デジタル系のリテラシーはそれなりに高いつもりで、比較的警戒心も強いであろう、僕が、です。自分でも驚きました。
もしメールマーケティングの一環として、有効なアドレス収集を目的として配信されたものだとしたら、とんでもなく高い成果をあげる手法なのかも知れません。
そして、このメールに返信することにより、次回から『◯◯区へお住いの◯◯様へ 不動産投資のご案内』的なメールだとか電話だとかが、ガシガシ飛んでくる可能性も否定できません。
『誤送信した人は困るだろうな?』というこちらの良心というか、『一日一善』的な心算を逆手に取られてしまったとしたら、なんと遣る瀬なく腹立たしい思いをする事でしょうか。
結論、返信メールは書きましたが送信しませんでした。そして、僕のこのつまらないメールに対しての用心深さで、困っているであろうヒトを助けることを躊躇してしまった自分の不甲斐なさと、そんな事を考えさせてしまうほどの、現在のデジタル世界の『生き馬の目を抜く』ような有様にウンザリしました。
そして、まだこのメールがただの誤送信なのか、新手の手法なのか、白黒つけるための調査に時間をかけようとしている自分がいる…。
文章の中にいくつかURLが記載されていたのですが、ひとまず恐ろしいので開きませんでした。でもそこから白黒つけられるような気がしていて、個人情報の一切入っていないダミーPCで、cookie無効、JavaScript無効、プラグイン実行不許可に設定したブラウザを使って確認してみようかな?なんて考えているのですよ。
もう本当に自分が嫌になりましたよ…。
このメールは自分のところだけに来たものなのか?それとも大規模に配信された新手の手口なのかを白黒つけるために、下記に本文の一部を記述します。自分と同じように警戒心を持ったひとは、きっと検索エンジンで調べるでしょう。遷移先のページを調べる他に、この投稿のPV数を見れば何かわかるかも知れませんから。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜本文転記開始〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2018年3月11日日曜日、xxxxx
2018年度 アデニウム武蔵◯◯◯理事会の皆様
本日は最初の理事会へのご参加、お疲れ様でした。
理事長に立候補させて頂きました701号室のxxx(xxx)です。
昨年の理事長のxxx様もおっしゃっておられましたが、本年はいろんな課題がある
結構大変な年になるかもしれませんが、皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします。
まず、最初に一般的な情報を先にシェアさせていただければと思います。
この話は、『一般的な』話ですので、今後の活動を通じてアデニウム武蔵小金井を
取り巻く『個別的な』話は、どうなっているのかこれから活動して
理解していければと思います。
(1)不動産管理会社と管理組合の関係
不動産管理会社は、集合住宅が共同で住んでいるマンションの共通の課題をまとめ
住みやすいように、価値が下がらないように、専門の知識を持って管理してくれる
私たち管理組合にとっては非常に頼もしい存在です。
一方では、管理組合の収入の全ては私たちの組合費からの費用で100%生計を
立てている企業であるのも事実です。
それが管理会社は、味方でもあるけれども100%信用してはいけないと言われている
所以です。
特に十分注意しないといけないのは、私たちのようなファミリー型のマンションで
理事会が毎年変わる組合と言われています。
投資型のマンション(いわゆるワンルーム型)は、オーナーが複数の物件を所有している
ケースが多く、経験があるため管理会社も緊張感がありますが、ファミリー型は、
一生に一度の買い物となりやすく、知識も不十分になりがちである上に、理事会が
私たちのような年変わりの輪番制は、さらにノウハウの集積もしにくいという状況に
なりやすいというのが一般的な話です。
私たちのアデニウム武蔵◯◯◯の今年(2018年)の予算は、昨年に比べて約xxx万円
(正確にはx,xxx,xxx円)削減されたのですが、それも、独立系の最大手管理会社(日本xxxxxxxx社)
からの相見積もりがあっての事です。
その動きを私たちがしなければ、本年も昨年と同じ予算であったのかもしれません。
(2)建築総合コンサルタント・マンション管理コンサルタントとは
このような問題が出てくるケースが出てきたために、その問題を第三者的にみてアドバイスを
する業態が出てきました。これが、マンション管理コンサルタントです。
業界の専門知識を持って管理組合をサポートしてくれ、場合によっては、管理会社の変更などにも
踏み込んで提言する、管理会社にとってはある意味嫌な存在でもあります。
しかし、費用が発生することは間違いがないので、自治体によってはその費用を助成・または
3回までは無料で相談を受けられるようにしているケースもあります。
一方では、悪徳コンサルがいるのも事実で、裏で管理会社やゼネコンと手を組んでバックリベート
などをもらうケースもあったりします。
建築総合コンサルタントは、多くは一級建築士の集まりである建築事務所でしたが、このような
事例も後をたたない事もあり、建築に関する専門の知識があるために、コンサルタント機能を持つように
なったケースが多いです。
専門知識があるだけに強力な力を持つ場合もあるようです。
(本日話が出たコンサルタントの名前がどこなのか、xxxxxxxxさんがわざわざ私に確認しましたが、
相手がどこなのかを確認する必要があるためです。翔設計は日本の最大手ですので、その名前を
聞いた瞬間、一瞬顔が引きつったように見えました。。)
翔設計HP: http://www.xxxx.xx.xx
これをみなさんにご紹介しようと思ってHPを見たら、私の友人がたまたま紹介されていました。
ご参考までにご紹介します。(中原さんと鈴木さんが私の知り合いです。)
http://www.xxxx.xx.xx/xxxx/xxxx/xxxx
(3)私たちの管理会社 xxxxxxxxxxについて
xxxxxxxxxxx・xxxxxxxxxxを有しており、xxxxxxxxxxグループに入っている
マンション管理会社としては大手です。
(情報・マンション管理組合数 2016年)
1位 xxxxxxxx 8,157組合
2位 xxxxxxxx 7,576組合
3位 xxxxxxxx 5,037組合
4位 xxxxxxxx 3,959組合
5位 xxxxxxxx 3,786組合
ここからは一般的な話として。。。
『xxxxxxxxxxは、とにかく大規模修繕でのトラブルが多い』
『大規模修繕に対する社員へのプレッシャーがえげつない』
これが、この業界でささやかれている 『ウワサ』です。
信じる信じないは別として、今回の私たちへのシュミレーションも、修繕積立金100%使い切り
になっています。そして東京オリンピックでの建築会社の人手不足を理由に早め早めの
大規模修繕を進めてきているのも事実です。
見る人が見ればこのレベルの最初の大規模修繕にしては費用が高い、時期が早いのでは?と
いう意見も聞きます。
(4)大規模修繕について
これは、マンションとしては絶対に避けられないものです。しかし、今日、ポンプの話もありましたように
マンションは年月を経るとしてもどんどん出費がかさみます。水回りは本当に悩みのタネの様です。
(大規模修繕では水回りはあまりしませんので。。。)そのために、大規模修繕を少しでも遅らせて
資金をなるべく使わないようにするというのが一般的な動きです。
大規模修繕は10年に一度とは言われますが、それを頑張って13年や15年まで伸ばそうとしている話
もよく聞きます。
また、最初の10年は、新規の入居時に支払う金額が大きいためにまだ潤沢ですが、入居者が減少する
2回目以降の大規模修繕は費用が不足するケースが多くあるようです。
そのために、管理費の値上げを管理会社からあるタイミングで言われる場合も多くあるようです。
以上、今後一緒に理事会を運営させていくにあたっての一般的な情報をシェアさせてもらいました。
私見ですが、このアデニウム武蔵◯◯◯はエレベータで皆が挨拶する良いマンションと言われいると
聞いたことがあります。
ただ、削減ばかりするのではなく、抑えるところは抑え、使うところにはしっかりと使っていくという
より暮らしやすいマンションを一緒に作っていければと思っていますので、何卒、理事会の皆様の
ご協力のほどをお願い申し上げます。
平成30年のアデニウム武蔵◯◯◯理事会メンバー(管理さん含む/本日メモした順)
201 xxx様 xxx@xxx.xxx
905 xxx様 xxx@xxx.xxx
701 xxx xxx@xxx.xxx
1104 xxx様 xxx@xxx.xxx
302 xxx様 xxx@xxx.xxx
906 xxx様 xxx@xxx.xxx
1203 xxx様 xxx@xxx.xxx
では1年間よろしくお願いいたします。
701号室 xxx
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