朝のラジオで話していた。日本という国は、世界に対して秋刀魚の漁獲に規制をかけたいらしい。どうやら日本の漁師さんが漁をしている海域に秋刀魚が来る前に、台湾だとか韓国だとかが秋刀魚をみんな採ってしまうのだと。しかも採った秋刀魚は自国で食べるワケじゃなきて輸出するらしい。そして輸出の相手は日本も含まれるみたい。
まぁ秋刀魚、台湾や韓国で漁ってもいいでしょ。ただやりすぎはいけない。やりすぎか否かの分解点は自国で食べる分くらいってトコじゃないかと思うのですよ。面倒なのは自国で食べる分ってのかなかなか数値化しにくいところで。もし日本人のために漁をしてくれるって事ならありがた迷惑です。
そして海の向こうから届いた秋刀魚のほうが安いなんて絶対おかしいですよ。だって鮮魚は鮮度が命ですよ。近くで採れたばっかりの魚の方が安くて美味いに決まってる。それを海外で採って、冷凍して、わざわざ輸送費かけて持ってきてそれでも安いってのがおかしい。多分、海外の漁師さんの人件費が恐ろしく安いのでしょうね。二束三文で買い叩かれているのだろう。その漁師さんたちを食い物にして甘い汁吸ってるヤツらがいるんだろうね。困ったもんだ。
日本の国としては自国の漁師さんを護る施策を考えてもらいたい。そして僕ら消費者も安いからといって海外で採れた秋刀魚を買うのは控えた方がいい。ささやかな抵抗かもしれないが集まれば大きなチカラになる。IT時代は小さな声を大きなチカラに出来る可能性があるので、上手に利用して巨大勢力に立ち向かうのだ!
…話を戻そう。
海外産の秋刀魚は安いけど美味しくないよね…。なんて言葉を僕らが発しているようじゃ、文字通り僕らのために身を捧げて食卓に上ってくれついる秋刀魚が浮かばれない。採れたての秋刀魚はみんな美味しいはずなのに、鮮度を落としてわざわざ遠路旅して連れてこられて、誰かの商売の道具にされて。結局美味しくない、なんて秋刀魚に失礼すぎます。
ニンゲンはもっと慎みと節度をもって生きていく必要がある。僕らも世界の一部なんだから。